2008/04/23 (Wed) 手が冷たい

　心配をかけているって思う。

　甘えている、と思う。

　甘えずにいたいと思う。

 

　悲しかったり、拗ねたりしてるわけじゃないんだ。
　ただ、なんだかどうしていいかわからないだけ。
　
　ふたつのワガママを思いついた。

　ひとつは久に。
　ひとつは義兄に。

　……言えるはずもない、と思って笑った。

　仕方ないなぁ。あまったれだなぁ。幸せだなぁ。

　どうしようどうしようどうしよう。

　

 

 

　私は、なんだ。
　ひどく醜い。知ってる。醜い。
　醜いから、美しいものにあこがれる。
　曲がらないものに、潔いものに。汚されないものに。

　誇り高いものに。

　そう「なりたい」と思うということは、つまりは『そうではない』ということだ。希求すればするほどに、それにはなれないということを思い知ることだ。

　けれど。

　それでも。
　それでも、生きていかなくてはいけないから。せめてふりだけだとわかっていても、そういうものに。
　美しいものに。潔いものに。穢されないものに。
　指の先だけでも、触れられたら。

　私は、ひとつの誇りを自分に与えてもいいのではないかと、思う。