2009/03/08 (Sun) 湿度

　いつだって、終わりを思うのは哀しい。
　けれど。

　それでも、きっとみんな生きてゆく。

　たぶん、それぞれらしく。逞しく。
　全力で時間を費やした。暇潰しをした、その時間を誇らしく胸に秘めて生きてゆくのだろう。

　……会えることが難しくなっても。それを無条件に信じられることは、きっととてもとても幸せなことなのだ。

　きっと、すごく。
　幸せなことなのだ。

　

　……ちょっとしたハプニングが起きて、とても暇潰らしいエンディングロール。
　
　……もうちょっとだけ、その最後の余韻を感じていたかった気もする。

　けれど、きっとそれは未練なのだろうね。


　私は、けっこういろんなことに安心していて。
　知り合った人たちは、きっとこれからも幸せに生きていくのだろうとかさ。
　それに関わり続けることは、できないのだろうけど。遠くでそれを祈りながらいるので、私は十分。
　年賀状ぐらい、おくるよ。きっと、ね。
　……我ながら信用ならない約束だけれど。

　さてさて。
　季節が春にむかってる。
　雪が解けて氷もほどけて。
　新しい季節が来るからさ。

　……「ねぇ、桜が咲いたら。一緒に桜を見に行こ」って、私は私の恋人に提案をしてみるつもり。